絵本から感じる日本の「女が家事育児をするものである」という刷り込みの深さ
日頃から「女が家事育児をするものである」という日本人の思い込みについて悶々と考えているあゆかりです。
息子にはそんなことを当たり前と思って育ってほしくないと切実に思っているのですが、既に刷り込みは始まっていることに気が付きました。それは絵本です。
お母さんが家事育児をしている絵本のシーンあるある
子ども向けの絵本でよくあるシーンがこちら。
・お母さんがご飯を作って料理を運んできてくれるが、お父さんは食卓について笑顔で待っている
・お母さんはお洗濯をしていて、お父さんは新聞を読んでいる
・子どもが寝る時はお母さんが隣にいて、お父さんはいない
ちなみにこちらは、我が家にある絵本からです。偏りはあると思います。そして、このシーンがあるからといって嫌いなわけではなく、むしろ好きな絵本です。だからこそ、悲しいのです。
ロングセラーも良し悪し
絵本はやはりロングセラーの作品が良い、と良く聞きます。確かに、良いです。実際我が家でも読んでいます。
でも、時代が違います。
その作品が作られた時代の日本では、確かに女が家事育児するのが当たり前で、男は何もしないのが一般的だったのだと思います。
こういった古い固定観念が刷り込まれてしまうというデメリットもあるのではと考えています。
我が家では、というより私は、たまにお父さんとお母さんを読み替えています。
ちなみに夫は全く気にしていません。というか、こんな細かいこと気にしている私に共感してくれる人なんていないって思ってます…
もちろん、お母さんが家事育児をするのは良いんです。でもその分、お父さんが家事育児をしている絵本もたくさん出てくると良いななんて思っている母でした。